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ネットショップの“割引セール”にご用心

2020/01/10

 私のコラムを読んでくださっているおカネに興味のある人の中には、Amazonや楽天などのネットショップを活用している人も多いと思います。これらの2サイトを名指しするわけではありませんが、大手・中小問わず、どこのネットショップでもよく見かける「○%引きセール」には注意が必要です。

 いつだったか、自分のパソコンで使っているワイヤレスイヤホンが壊れたので、色々なセール品を眺めていたところ、あるネットショップで80%引きという商品を見かけました。そのイヤホン、セール価格は5000円台で、「参考価格」として約2万8000円と記載されていました。3万円ぐらいするイヤホンが5000円台なんて! ウヒョー!

 ……しかし、どう考えてもこんなイヤホンが3万円近くするなんてことはない。ボッタクリとちゃいますかね。そう思って他の複数のウェブサイトを調べると、なんとこのイヤホンは多くのサイトで6000円前後で売られていて底値は5000円台。全くと言っていいほど安くなっていなかったのです。

 この問題のサイト、口コミなどをよくよく調べてみると、ひどい商品では、値引きする直前に一時的に価格を上げておいて後で元の価格に戻し、「○%引き」とうたっているものもあったようです。

 2017年に、ネットショップで扱う商品の販売価格があたかも安いかのように誤認させる表示をしたとして、景品表示法に基づいて消費者庁から再発防止の措置命令を受けた企業もありました。いわゆる「二重価格表示」という不当な価格表示です。

 しかしこの現象、ネットショップに悪意があるケースは少なく、多くは出品者の問題とされています。というのも、最近は大手ネットショップの場所を借りて、出品者が出店するのが当たり前になっており、価格は出品者サイドで設定されているからです

※最近、特に大手の通販サイトには出品者が不当な価格表示をできないようにする仕組みが導入されているようで、さすがに「本当は値引きしていないのに80%OFF」みたいなケースは減っているようです。

著者プロフィール

ドクターK●関西の病院で働く30歳代勤務医。リーマンショック後に株式投資に目覚め、資産運用を開始。幾度となく挫折を味わいながら勉強を続け、アベノミクスに乗じて投資資金を大きく増やす。著書に「忙しい医師でもできる Dr.Kの株式投資戦術」。

連載の紹介

Dr.Kの「医師のためのバリュー投資戦術」
忙しい? 時間がない? そんなあなたも大丈夫! 日常臨床をバリバリこなす超多忙な現役若手医師が、バリュー投資と上手な資産運用のコツを教えます。【注】当コラムは投資にあたっての参考情報を提供するものです。投資判断は自己責任でお願いします。

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