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製薬会社の弁当はNGか? ~現状把握~

2019/08/09

 厚生労働省が作成した「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン」の運用が2019年4月から始まりました。製薬企業や医薬品卸業者が行うプロモーション活動に関するガイドラインで、委託先・提携先も含まれます。医療従事者に対してだけでなく、一般市民向けの疾患啓発にも適用され、規制はMRやMSL(メディカル・サイエンス・リエゾン)を含む、製薬会社の全ての従業員に及びます。

 これに先立って、日本製薬工業協会(製薬協)は「製薬協コード・オブ・プラクティス」(「医療用医薬品プロモーション・コード」を含む)という行動指針を2018年11月に改訂し、会員企業の情報提供活動を規定しています。2019年1月からは国際製薬団体連合会(IFPMA)の新たなコード・オブ・プラクティスが運用されており、製薬協の行動指針も基本的にはこれに沿ったものです。

 医師の皆さんにとって理解しやすい構図で説明するとすれば、これらのガイドラインは「MRさんの医師に対する営業活動」を規定するものだということです。厚労省は数年前から、製薬企業のプロモーション活動の実態把握や監視のため、特定の医療機関の医師や薬剤師を「覆面調査員」に任命し、情報提供に不適切なところがなかったか報告させています(2019年の報告書はこちら)。一方で、製薬会社も自社のMRさんなどの営業活動を抜き打ちチェックしているようです。1~2年前から、私の病院で行われる製薬会社主催の説明会にも、恐らく覆面調査員であろう見知らぬ人が付いてくるようになりました。厚労省のガイドラインや製薬協の行動指針は、こうした覆面調査で明らかになった不適切事例を受けて作成されているのでしょう。

著者プロフィール

ドクターK●関西の病院で働く30歳代勤務医。リーマンショック後に株式投資に目覚め、資産運用を開始。幾度となく挫折を味わいながら勉強を続け、アベノミクスに乗じて投資資金を大きく増やす。著書に「忙しい医師でもできる Dr.Kの株式投資戦術」。

連載の紹介

Dr.Kの「医師のためのバリュー投資戦術」
忙しい? 時間がない? そんなあなたも大丈夫! 日常臨床をバリバリこなす超多忙な現役若手医師が、バリュー投資と上手な資産運用のコツを教えます。【注】当コラムは投資にあたっての参考情報を提供するものです。投資判断は自己責任でお願いします。

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