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ぶっちゃけ、いまいちなジュニアNISA

2019/06/28

 ジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)とは、2016年に始まった制度で、現行のNISAつみたてNISAとは異なり、未成年の子どもの代わりに親が金融商品を運用する一風変わった仕組みです。

 0~19歳までの子どもが口座を開設でき、私の小学生の子どもも開設しています。名義は子どもの名前になるので、大人になったらその口座を子どもに渡すことが可能です。厳密には子どもの名義で親が運用しているので、「渡す」というのはおかしな表現ですが。

 NISAというのは、簡単に言えば「一定の金額内であれば、金融商品の保有による分配金と売買で発生した譲渡益が非課税になる」という制度です。例えば、100円で買った株が値上がりして300円になり、それを売って得られた利益200円に対して、一切税金がかからないという夢のような制度なのです。ただし、金融商品は値下がりすることもあるわけですから、将来の利益を約束する制度ではない点に注意が必要です。損失を出せば、その分だけお金は減ります。

 例えば4年間で200万円投資して、それが210万円になって10万円の利益が確定できたら、その10万円には税金がかからないので、総運用額を増やして子どもにバトンタッチすることができます。これが180万円になったら、「減ったけどスマン」と思いながら180万円をバトンタッチします。

 さて、結論から言えば、ジュニアNISAはぶっちゃけ使いにくい。使いにくい割にメリットも少ないので、あまり人気がありません。その理由を以下に述べましょう。

著者プロフィール

ドクターK●関西の病院で働く30歳代勤務医。リーマンショック後に株式投資に目覚め、資産運用を開始。幾度となく挫折を味わいながら勉強を続け、アベノミクスに乗じて投資資金を大きく増やす。著書に「忙しい医師でもできる Dr.Kの株式投資戦術」。

連載の紹介

Dr.Kの「医師のためのバリュー投資戦術」
忙しい? 時間がない? そんなあなたも大丈夫! 日常臨床をバリバリこなす超多忙な現役若手医師が、バリュー投資と上手な資産運用のコツを教えます。【注】当コラムは投資にあたっての参考情報を提供するものです。投資判断は自己責任でお願いします。

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