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悲観一色のクリスマスに投資した1億円

2019/04/12

 2018年12月25日、個人投資家を襲った悪魔のクリスマス日経平均株価は前営業日から1010円安と一気に下げ、終値が2万円を割ってしまったのです。この暴落には様々な理由が取り沙汰されていますが、これといった決め手はありませんでした。マーケットでは「リーマンショックの再来か」と恐怖におののく人たちが多かったですが、こういうとき私は妻にいつもこう尋ねます。

「ねえ、世界中の株価が暴落しているのを知っている?」と。

 妻が「知らない」と答えれば、少なくとも彼女の耳に届いている金融不安はないということで、それほど世界経済の先行きを懸念しなくてよいのです。案の定、彼女は「全く知らない」と答えました。

 日経平均株価の株価純資産倍率(PBR)は1倍を切っていました。これはどういうことかというと、日本の上場企業全体を当時の株価で売り払って現金化したら、会社の保有資産の方が多いというおかしな現象を指します。本来、1万円札が2枚入った財布は2万円以上で売買されるものですが、日本株式会社という会社は2万円以上の価値があるにもかかわらず、1万9000円で売られている状況にあったのです。

図1 2018年9月~2019年3月の日経平均株価

著者プロフィール

ドクターK●関西の病院で働く30歳代勤務医。リーマンショック後に株式投資に目覚め、資産運用を開始。幾度となく挫折を味わいながら勉強を続け、アベノミクスに乗じて投資資金を大きく増やす。著書に「忙しい医師でもできる Dr.Kの株式投資戦術」。

連載の紹介

Dr.Kの「医師のためのバリュー投資戦術」
忙しい? 時間がない? そんなあなたも大丈夫! 日常臨床をバリバリこなす超多忙な現役若手医師が、バリュー投資と上手な資産運用のコツを教えます。【注】当コラムは投資にあたっての参考情報を提供するものです。投資判断は自己責任でお願いします。

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