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勤務医の「持ち家か賃貸か」論争を考える

2019/01/25

 勤務医の皆さんはどこに住んでいますか。戸建てのマイホーム? 分譲マンション? あるいは賃貸マンション? まさか毎日ホテル暮らしなんて人はいないと思いますので、基本的にこの3つに絞って考えてみましょう。

 よくインターネット上のコラムで「戸建て」「分譲マンション」「賃貸」が比較されていますが、専門家ですら意見がバラバラで、てんで一致をみません。これは、この命題には答えがないことの証左です。明らかに賃貸マンションがお得で住みやすいなら、そもそも戸建てや分譲マンション業界は縮小していくはずなのです。ある程度バランスよく成立しているのは、どれが一番かという問いに答えがないからです。だから、実はそもそもこの議論自体、意味がないと私は思っています。

 とはいえ、とはいえ。

 私の個人的見解ですが、大学の医局に入るつもりの人はマイホームを買わない方がよいです。理由は、幾つかあります。大学の医局によっては、派遣される市中病院が遠方になることがあります。電車通勤で2時間かかってしまうような場所に、毎朝早起きして通うのはしんどいでしょう。賃貸であれば、住む場所も比較的自由に決められます。

 また、大学院に入学すると収入が減り、毎月のローン返済が厳しくなることもありますので、その前後ではマイホームを買わない方がベターです。そして、海外への留学に行く可能性がある場合、やはりマイホームを買う意義が薄れます。もちろん、その地域でどっしり構えて生活するつもりの医師は、マイホームを買ってもよいでしょうし、持ち家のドクターに対して理解があり近郊に派遣してもらえる医局ならば、マイホームを購入してもよいかもしれません。

著者プロフィール

ドクターK●関西の病院で働く30歳代勤務医。リーマンショック後に株式投資に目覚め、資産運用を開始。幾度となく挫折を味わいながら勉強を続け、アベノミクスに乗じて投資資金を大きく増やす。著書に「忙しい医師でもできる Dr.Kの株式投資戦術」。

連載の紹介

Dr.Kの「医師のためのバリュー投資戦術」
忙しい? 時間がない? そんなあなたも大丈夫! 日常臨床をバリバリこなす超多忙な現役若手医師が、バリュー投資と上手な資産運用のコツを教えます。【注】当コラムは投資にあたっての参考情報を提供するものです。投資判断は自己責任でお願いします。

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