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仮想通貨市場、聞こえてきた崩壊の足音

2019/01/11

 2017年12月(「仮想通貨に投資? そんな人の気が知れない」)、2018年3月(「もう一度言う。仮想通貨への投資はやめなさい」)でもさんざん述べましたが、ビットコインなどの仮想通貨を投資の対象にしてはいけません。

 仮想通貨は、「この石ころに価値を付けよう」と言って、石ころに1ストーンという単位の価値を付け、大量の石ころを売買している行為と何ら変わりません。仮想通貨の生みの親であるブロックチェーン技術自体は多分有用なもので、その目新しさや技術の難解さによって、いかにも石ころに価値があるように感じた人がこぞって投資したことで、一時的に価格は上昇しました。でも、「石ころ自体には価値がなかった」と気付いた人から売り抜けているのが現状なのです。

 そのため、「仮想通貨を勉強しよう!」というタイトルのセミナーを見ると、言葉は悪いですが、反吐が出ます。そんなもん、勉強しようもへったくれもないんだよ、と。石ころになぜ価値があるのか勉強しても、何も得られません。

 私がビットコインについて初めて言及したときの値段は1ビットコイン140万円でした。もっとも高いときで、200万円を超えていました。しかし、現在は50万円を切っています。そろそろ、マネーのババ抜きゲームが始まったと考えています。ビットコインの価値はいずれゼロに近づくのではないかと私は思っていて、年単位のゆるやかな流れではあるものの、参加者がビットコインを押し付け合って逃げていく状況を予想しています。

 PayPalの元CEOであるビル・ハリス氏も、CNBCの番組内でビットコインの価値はいずれゼロに近くなることを予想しています。彼はまた、こうも述べています。

著者プロフィール

ドクターK●関西の病院で働く30歳代勤務医。リーマンショック後に株式投資に目覚め、資産運用を開始。幾度となく挫折を味わいながら勉強を続け、アベノミクスに乗じて投資資金を大きく増やす。著書に「忙しい医師でもできる Dr.Kの株式投資戦術」。

連載の紹介

Dr.Kの「医師のためのバリュー投資戦術」
忙しい? 時間がない? そんなあなたも大丈夫! 日常臨床をバリバリこなす超多忙な現役若手医師が、バリュー投資と上手な資産運用のコツを教えます。【注】当コラムは投資にあたっての参考情報を提供するものです。投資判断は自己責任でお願いします。

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