日経メディカルのロゴ画像

お金が増える人は「国が用意した裏道」を歩く

2018/07/13

 以前のコラム「来年からオトクな『つみたてNISA』が始まるよ」「節税の切り札! 個人型確定拠出年金って何?」などでもお伝えしましたが、この数年、国は個人に対して税負担を軽くする様々な制度を提示し始めています。

 これが何を意味しているか、考えたことはありますか?

・なぜ、国は税制改革によって「貯蓄から投資へ」の移行を進めているのでしょうか?

・なぜ、国はつみたてNISAを用意し、20年という長期で売却利益を非課税にしてくれているのでしょうか?

・なぜ、会社の退職金が厚生年金基金ではなく、確定拠出年金から支払われるようになるのでしょうか?

 様々な疑問の答えを見つけるには、国が有利な制度を用意した背景を考えなければいけません。スマートな人なら、1つの答えに行きつくはずです。

 ――この先の時代は、投資で資産運用しないとお金が増えない。

 これらの新制度には、「自分の資産は自分で面倒を見てください」という国からのメッセージが隠されています。少子高齢化社会に入り、GDPも右肩上がりというわけにいかない中、国家は国民全員の資産の面倒を見きれなくなっているのです。

 現時点で、国が用意した“救済策”を使って資産運用を始めている人は、緩やかに底辺から沈み始める日本社会で、このままだと危ないことに気付き、高い場所に登ろうとしている人です。逆に、何も考えずに漫然と暮らしている大多数の人は、この先、ズブズブと沈んでいくでしょう。年収が高いとされる医師であっても、「みんながそうしているから」という理由で何も考えずに大学の医局に入って、結局バイト三昧みたいな種類の人は、要注意です(関連記事:医局に入ったら生涯収入が減るものと覚悟せよ)。

著者プロフィール

ドクターK●関西の病院で働く30歳代勤務医。リーマンショック後に株式投資に目覚め、資産運用を開始。幾度となく挫折を味わいながら勉強を続け、アベノミクスに乗じて投資資金を大きく増やす。著書に「忙しい医師でもできる Dr.Kの株式投資戦術」。

連載の紹介

Dr.Kの「医師のためのバリュー投資戦術」
忙しい? 時間がない? そんなあなたも大丈夫! 日常臨床をバリバリこなす超多忙な現役若手医師が、バリュー投資と上手な資産運用のコツを教えます。【注】当コラムは投資にあたっての参考情報を提供するものです。投資判断は自己責任でお願いします。

この記事を読んでいる人におすすめ