手技上のミスにより患者に障害が生じましたが、その障害を治療するための手術を、患者は合併症のリスクなどを理由に希望しませんでした。裁判所は、患者が治癒する可能性を放棄したとし、賠償金を減額しました。
【執筆】平井利明=弁護士、立命館大法科大学院教授(中村・平井・田邉法律事務所)
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連載の紹介
判例に学ぶ 医療トラブル回避術
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