スタッフのミスが重なり、2人の患者が入れ違ったまま手術が行われました。最高裁は、医師らの注意義務違反を認めつつも、「病院のチェック体制が整備されていれば、医師の責任は問わない」と判断する余地を残しました。
判例に学ぶ 医療トラブル回避術
判例解説●横浜市立大・患者取り違え事件(最高裁2007年3月26日判決)
患者取り違えに気付かず手術、注意義務違反に
予防体制次第では無責の余地
2012/07/17
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連載の紹介
判例に学ぶ 医療トラブル回避術
日経メディカル誌に連載中の「判例に学ぶ医療トラブル回避術」からの転載です。最近判決が確定した医療関連訴訟を取り上げ、判決文を分かりやすく要約するとともに、裁判官がどうしてその判決を下すに至ったのかの理由や背景を解説します。注目裁判に加え、最近の医療訴訟トレンドを解説した書籍『医療訴訟のここがポイント』(写真)も販売中です。
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