家族の要請によって、医師が、昏睡状態で回復が見込めない患者から呼吸器を外しました。裁判所は、家族の要請があったとしても、余命が明らかではなく、患者自身の治療中止の意思も不明だとして、殺人罪を認めました。
判例に学ぶ 医療トラブル回避術
判例解説●川崎協同病院事件(東京高裁2007年2月28日判決)
家族の要請による呼吸器外しで殺人罪に
ただし、有罪ながらも最も軽い刑罰の適用に
2012/06/18
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連載の紹介
判例に学ぶ 医療トラブル回避術
日経メディカル誌に連載中の「判例に学ぶ医療トラブル回避術」からの転載です。最近判決が確定した医療関連訴訟を取り上げ、判決文を分かりやすく要約するとともに、裁判官がどうしてその判決を下すに至ったのかの理由や背景を解説します。注目裁判に加え、最近の医療訴訟トレンドを解説した書籍『医療訴訟のここがポイント』(写真)も販売中です。
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