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JAK阻害薬コレクチム軟膏ってどんな薬?(その1)

2021/07/13
佐藤 俊次(さとう皮膚科)

 2020年6月に発売されて,早くも1年が経過したアトピー性皮膚炎外用治療薬デルゴシチニブ(JAK[ヤヌスキナーゼ]阻害剤外用薬、商品名コレクチム軟膏)の特徴は、(1)非ステロイド軟膏、(2)外用で刺激がない(少ない)、(3)かゆみを抑える効果がある、(4)安価、(5)2歳以上に使える──です。

 すでにお使いになり効果を実感している先生方も多いと思いますが、まだあまり使用していないという先生に、今回から3回にわたり、私なりの評価をお伝えしたいと思います。

著者プロフィール

佐藤俊次氏(さとう皮膚科[東京都杉並区]院長、皮膚科専門医)●さとう としつぐ氏。1982年防衛医科大学校卒、同年同大皮膚科学教室入局。88年日本皮膚科学会認定皮膚科専門医取得、89年日本医科大学第2病理学教室で医学博士取得。90年東京都杉並区でさとう皮膚科を開業。2010年からオーストリア・グラーツ医科大学の「Basic Dermoscopy Course」(e-ラーニング)を受講開始。14年同コースを終了し、「Basic Dermoscopy Diploma」取得。

連載の紹介

プライマリ・ケア医のための皮膚科診療」
新薬が次々と登場し、新しい知見も次々と明らかになって大きく進化している皮膚科診療。プライマリ・ケア医も無関係ではありません。コモンな疾患に隠れるアンコモンな疾患の診断と紹介、専門医による診療を引き継いだフォローアップ、そして日々の診療のTips──。都内で開業する佐藤俊次氏が縦横無尽に語ります。
この連載を書籍化しました!
『プライマリ・ケア医のための今日から使えるダーモスコピー』好評発売中

 このたび、この連載「佐藤俊次の『毎日使うダーモスコピー!』」を書籍化いたしました。
 2016年6月から開始したこの連載は、患者の主訴を皮切りとして、ダーモスコピー像を見ながら鑑別疾患を考えていく注目コラムです。
 書籍では、16の主訴を中心に、合計700枚を超える写真をふんだんに使いながら、日常診療でよく見られる皮膚疾患のダーモスコピーの見方を解説しています。ダーモスコピー像に加えて、ダーモスコピー像を画像変換して構造や血管走行などを見やすくした画像を併記しているのは、本邦初です。この画像変換は海外学会でも報告され、ダーモスコピーの理解を助ける方法として注目されています。
 さらに書籍には、日常診療でよく遭遇する皮膚疾患をまとめたカラーアトラスを別冊として同梱。患者説明などにご利用いただけます。
 ぜひ、日々の診療にご活用ください。(佐藤俊次著、日経BP社、7500円+税)

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