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第20回 行動のサポート(2)
落ち込んでいる患者の励まし方

2018/05/29
奥田弘美(精神科医、メディカル&ライフサポートコーチ研究会代表)

手術を担当した医師が病棟を訪れ、術後のリハビリの進捗状況を、患者に尋ねている。

医師 リハビリは順調ですか?
患者 いや、実はあまり思わしくなくて。すぐに疲れちゃって、リハビリの先生の立てた新しいメニューを全部こなせないんですよ。このままじゃ、いけないなあって焦るんですけど体力がなくって。
医師 リハビリの先生は何と言っているのですか?
患者 もっと頑張らないと、一生車いすだよって、いつも怒られています。
医師 なら、先生の言う通りに頑張ってみるしかないですね。リハビリは、本当に大切な治療の1つですから。
患者 (気乗りしない様子で)はぁ……。

著者プロフィール

おくだ ひろみ●1992年山口大学医学部卒。精神科医(精神保健指定医)、日本で初めて、医療分野へのコーチングを応用。著書に「メディカルサポートコーチング」(中央法規)、「医者になったらすぐ読む本〜医療コミュニケーションの常識とセルフケア」(日本医事新報社)など。メディカル&ライフサポートコーチ研究会主宰。

連載の紹介

患者の心を開くメディカル・サポート・コーチング塾
コーチングとは、人の自主性を引き出すことを主眼としたコミュニケーション法のこと。これを医療者向けにアレンジしたのがメディカル・サポート・コーチングです。月刊誌『日経ヘルスケア』の過去の連載記事を再編集しました。

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