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呼吸器症状のない患者に術前の呼吸機能検査は必要?

2020/05/11
嘉手納 壮志(Choosing Wisely Japan会員、板橋中央総合病院[東京都板橋区]総合診療科)

症例:69歳男性。冠動脈バイパス術(CABG)を受けるために入院中。喘息などの呼吸器疾患はない。

 心臓血管外科にて研修ローテーション中に、指導医から「来週CABGをする患者さんの術前検査のオーダーを入れておくように」と指示された。研修医の僕は、ルーチンで行う術前セット検査を入力したが、翌日、指導医から「どうして呼吸器疾患がない患者さんに呼吸機能検査を入れたの?」と聞かれ、答えに窮してしまった。この患者さんの術前の呼吸機能検査はどうすればよかったのだろうか?

連載の紹介

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Choosing Wiselyとは、医療者と患者が対話を通じて科学的な裏付け(エビデンス)があり、患者にとって真に必要でかつ副作用の少ない医療の“賢明な選択”を目指す、国際的なキャンペーン活動です。米国をはじめとする各国のChoosing Wiselyでは、専門学会が、見直すべき医療行為に関する推奨を「5つのリスト」にまとめ、公表しています。本連載では、Choosing Wiselyの推奨を、その根拠とともに解説していきます。

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