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子どものかぜへの鎮咳薬、なぜ避けるべき?

2019/11/05
千田 晋太郎(Choosing Wisely Japan Student Committee、慶應義塾大学医学部6年)
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1歳男児。発熱、鼻水、咳があり、心配した母親に連れられて来院。

 母親によると、昨日夕方ごろから38℃の発熱があり、鼻水と咳も出てきたとのことだった。経過からはウイルス性の感冒が疑われる。長引いたり症状が悪化したりするようなら再診するよう伝えようとしたところ、母親に「咳がつらそうでかわいそうなので、何か薬を出してほしい」と頼まれた。抗菌薬は出せないが、鎮咳薬なら出してもよいだろうか……?

連載の紹介

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Choosing Wiselyとは、医療者と患者が対話を通じて科学的な裏付け(エビデンス)があり、患者にとって真に必要でかつ副作用の少ない医療の“賢明な選択”を目指す、国際的なキャンペーン活動です。米国をはじめとする各国のChoosing Wiselyでは、専門学会が、見直すべき医療行為に関する推奨を「5つのリスト」にまとめ、公表しています。本連載では、Choosing Wiselyの推奨を、その根拠とともに解説していきます。

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