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硝子体内注射時にルーチンの抗菌薬点眼は必要?

2019/01/09
重堂多恵(Choosing Wisely Japan Student Committee、旭川医科大学医学部医学科4年)
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70歳男性。退職者。

「昨年春、右眼の歪視と視力低下を自覚し、数日たっても症状が改善しないため近医眼科を受診した。ポリープ状脈絡膜血管腫症(polypoidal choroidal vasculopathy:PCV、滲出型加齢黄斑変性の一亜型)と診断され、以後、定期的に血管内皮増殖因子(vascular endothelial growth factor:VEGF)阻害薬の硝子体内注射を受けている。今春、転居に伴い当院へ紹介され、前医と同様に硝子体内注射を行うことになった。

 当院では、術前後の抗菌薬の点眼は原則として行わないことにしている。しかし前医では、注射の3日前から抗菌薬の点眼を行っていたため、患者から『今回は事前の目薬はないのですか』と尋ねられた。どう答えればよいのだろう……。」

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Choosing Wiselyとは、医療者と患者が対話を通じて科学的な裏付け(エビデンス)があり、患者にとって真に必要でかつ副作用の少ない医療の“賢明な選択”を目指す、国際的なキャンペーン活動です。米国をはじめとする各国のChoosing Wiselyでは、専門学会が、見直すべき医療行為に関する推奨を「5つのリスト」にまとめ、公表しています。本連載では、Choosing Wiselyの推奨を、その根拠とともに解説していきます。

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