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MRIによる乳癌スクリーニングは本当に必要?

2018/11/05
大池麻衣(Choosing Wisely Japan会員、旭川医科大学医学部医学科3年)

症例:40歳女性。出版社勤務。

 子宮内膜症で通院中の患者から、診察後に乳癌検診について相談された。患者の身内で乳癌になった者はおらず、これまでに乳房の異常を指摘されたこともないが、40歳になったのを機に乳癌検診を受けることを考えているという。

 患者の勤務先の健康保険組合では、マンモグラフィーや超音波に加えて、乳房MRIも補助対象になっているため、より正確な検査ができそうな乳房MRIを選ぶべきかと尋ねられた。乳房MRI検診に補助を出す会社があるなんて知らなかった……。どう答えればよいのだろう?

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Choosing Wiselyとは、医療者と患者が対話を通じて科学的な裏付け(エビデンス)があり、患者にとって真に必要でかつ副作用の少ない医療の“賢明な選択”を目指す、国際的なキャンペーン活動です。米国をはじめとする各国のChoosing Wiselyでは、専門学会が、見直すべき医療行為に関する推奨を「5つのリスト」にまとめ、公表しています。本連載では、Choosing Wiselyの推奨を、その根拠とともに解説していきます。

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