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研修医の“忖度”オーダーは、アリ?

2018/08/06
荘子 万能(Choosing Wisely Japan会員、Choosing Wisely Japan Student Committeeメンバー、南生協病院[名古屋市緑区]初期研修医)

症例:40歳男性。自営業。足の強い痛みを訴え救急外来を受診。

 研修医Aが問診したところ、骨折を疑わせるような病歴や既往歴は聴取できなかったが、患者があまりに痛がるので、研修医Aは指導医にコンサルトしようと電話をかけた。ところが指導医から「どうして画像も撮ってないのにコンサルトしてくるのか?」と叱られてしまった。

 画像検査が大事なのは分かるが、研修医Aとしては、そもそも検査が必要かどうかを判断するためにコンサルトしたつもりだったのに……。研修医Aは指導医に“忖度(そんたく)”して、あらかじめ画像検査をオーダーすべきだったのだろうか?

連載の紹介

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Choosing Wiselyとは、医療者と患者が対話を通じて科学的な裏付け(エビデンス)があり、患者にとって真に必要でかつ副作用の少ない医療の“賢明な選択”を目指す、国際的なキャンペーン活動です。米国をはじめとする各国のChoosing Wiselyでは、専門学会が、見直すべき医療行為に関する推奨を「5つのリスト」にまとめ、公表しています。本連載では、Choosing Wiselyの推奨を、その根拠とともに解説していきます。

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