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NO TUBE!その尿道カテーテルは本当に必要?

2018/06/04
梶 有貴(Choosing Wisely Japan会員、東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻、総合病院水戸協同病院感染症科非常勤医)

症例:85歳、男性。認知症。2日前から肺炎のため入院中

 抗菌薬の点滴治療を開始して一度は熱が治まったのだが、今日になって再度発熱し、せん妄状態になっているとの報告を受けた。

 肺炎が再燃したのだろうと思い、慌てて抗菌薬の変更を指示しようとしたところ、病棟師長さんより「先生、入院したときからずっと尿道カテーテルが付いていますけど、あれはまだ外してもらうことはできないんですか!」と強い口調で指摘されてしまった。あっ、しまった。この患者さん、尿道カテーテルが入っていたのか……!

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Choosing Wiselyとは、医療者と患者が対話を通じて科学的な裏付け(エビデンス)があり、患者にとって真に必要でかつ副作用の少ない医療の“賢明な選択”を目指す、国際的なキャンペーン活動です。米国をはじめとする各国のChoosing Wiselyでは、専門学会が、見直すべき医療行為に関する推奨を「5つのリスト」にまとめ、公表しています。本連載では、Choosing Wiselyの推奨を、その根拠とともに解説していきます。

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