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かぜに抗菌薬の投与はやっぱり不要

2018/05/02
忽那賢志(Choosing Wisely Japan会員、国立国際医療研究センター国際感染症センター国際感染症対策室医長)

症例:26歳、男性。都内に勤めるサラリーマン。

 2日前から鼻汁と咽頭痛が出現。本日から咳嗽も出てきたため受診。会社の上司に「○○という抗生物質がよく効くから、それをもらってこい」と言われたとのこと。

 2日前から今日まで発熱はなく、少しだるいが日常生活に大きな支障はない。特に大きな病気もしたことはないという。患者は抗菌薬を欲しがっているが、処方した方が良いのだろうか……?

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Choosing Wiselyとは、医療者と患者が対話を通じて科学的な裏付け(エビデンス)があり、患者にとって真に必要でかつ副作用の少ない医療の“賢明な選択”を目指す、国際的なキャンペーン活動です。米国をはじめとする各国のChoosing Wiselyでは、専門学会が、見直すべき医療行為に関する推奨を「5つのリスト」にまとめ、公表しています。本連載では、Choosing Wiselyの推奨を、その根拠とともに解説していきます。

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