日経メディカルのロゴ画像

病医院PRレベルアップ講座

当院で院内クラスター発生! 広報対応の教訓は

2022/02/22
松本 卓(小倉記念病院、病院マーケティングサミットJAPAN Executive Director)

 小倉記念病院の松本です。今回は、広報におけるクライシスコミュニケーションについて書いてみたいと思います。

 クライシスコミュニケーションとは不測の災害、事件、事故が発生したときに、事業や組織そのものへの被害を最小限にとどめ、事態を収束させるために行う広報活動です。

 昨今、医療機関のクライシスと言えば、新型コロナウイルス感染症の院内クラスターではないでしょうか。特に、2020年の流行初期の段階では、院内クラスターが発生すると地域の生活者から「コロナ病院」と言われるような風評被害も少なくなかったと思います。現在は、当時と比べて新型コロナに関する国民の知識や理解も深まり、クライシスとまで呼ばれるような状況ではないかもしれませんが、それでも、ひとたび院内クラスターが発生すると、医療機関は多大な影響を受けることになります。

 当院では昨年末にクラスターが発生しました。その際の広報活動の実際と、そこから得られた教訓についてお伝えしたいと思います。

著者プロフィール

病院マーケティングサミットJAPAN●「Evidence Based PR」の観点から病院広報を議論し、良い医療を提供している病院が真っ当に患者や医療職(求職者・開業医)から選ばれるための方法論を共有することを目的としている。運営スタッフには医師や看護師、病院広報担当者などが参画。

連載の紹介

病医院PRレベルアップ講座
「当院は良い医療を提供しているのに、広報がうまくできておらず、患者や紹介元の開業医、求職者から評価されていない」――。そんな思いを抱いている病院スタッフは多いのではないでしょうか。このコラムでは、様々な実践例を基に、自院の魅力を最大限にアピールする手法を紹介します。

この記事を読んでいる人におすすめ