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病医院PRレベルアップ講座

突出した診療科がない病院にお薦めのPR作戦

2021/06/23
松本 卓(小倉記念病院、病院マーケティングサミットJAPAN Executive Director)

 小倉記念病院の松本です。今回は「キャンペーン」作戦について紹介します。

 ホームページや広報誌、健康講座、SNS(交流サイト)などの広報ツールを採用している病院は多いことと思います。メールマーケティングやCRM(顧客情報を一元管理するシステム)を導入している病院もあるかもしれません。これらの広報ツールを一体的かつ集中的に運用するのが「キャンペーン」です。一定期間内は、全てのツールで1つの題材(診療科や治療法など)を取り上げるようにするということです。

 これは、「あっ、ここの病院は、この疾患についてこんなに自信あるんだ!」とより濃く印象付けるのが目的です。どんなタイプの病院でも効果が期待できますが、特に、突出した診療科がない病院では、ぜひ実践してみてほしいと思います。

 突出した診療科がない場合、「今月の広報誌では〇〇科を紹介し、来月は××科で」といったふうに満遍なく各科のPRを行うケースが少なくないように思います。でも、こうした取り上げ方だと、「たまたま、この号ではこの科を紹介したんだな」くらいにしか思ってもらえず、印象に残らない可能性があります。思い切って特定の科に焦点を当て、その科が強みとしている診療などを強調することで増患につなげたいところです。

著者プロフィール

病院マーケティングサミットJAPAN●「Evidence Based PR」の観点から病院広報を議論し、良い医療を提供している病院が真っ当に患者や医療職(求職者・開業医)から選ばれるための方法論を共有することを目的としている。運営スタッフには医師や看護師、病院広報担当者などが参画。

連載の紹介

病医院PRレベルアップ講座
「当院は良い医療を提供しているのに、広報がうまくできておらず、患者や紹介元の開業医、求職者から評価されていない」――。そんな思いを抱いている病院スタッフは多いのではないでしょうか。このコラムでは、様々な実践例を基に、自院の魅力を最大限にアピールする手法を紹介します。

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