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病医院PRレベルアップ講座

病院の動画配信が見られていない悲しい現実

2020/11/10
松本 卓(小倉記念病院、病院マーケティングサミットJAPAN Executive Director)

 小倉記念病院の松本です。今回は「SNSなどのユーザーって、そんなもんですよ」という話をしたいなと思います。

 これまでの連載で、小倉記念病院のLINEフォロワー数は4000人超えで、ブロック率は14%程度と低いことを自慢してきました。好調の理由は、医師が病気や最新治療について紹介する動画を配信しているからだと。医師の露出度が重要なことは、私が講演を頼まれた際にも何度もお伝えしてきました。

 では皆さん、この動画をLINEやFacebookYouTubeといったツールを使って配信したときに、どの程度見てくれると思いますか? この「どの程度」というのは、動画を見る人数と見てくれる時間を指すわけですが、今回は「見てくれる時間」についてのお話です。これから書くことは、別に隠していたわけじゃないんですよ。自分を良い感じに見せたくて、うまくいかない部分は書かないようにしていた、なんてことはしていません(笑)。

 結論から言いますね。「そんなに見てねぇじゃん」という結果です。

 あれだけ自分で台本を練って、医師のスケジュールを押さえて、うまくいくまでテイクを重ね、地味に時間のかかる動画編集までやって、しかも動画編集ソフトのAdobe Premiere Proはプライベート用として自分で購入したものですからね。それで「そんなに見てねぇじゃん」は悲しいですよぉ。でもユーザーって、そんなもんなんです。

 では実際に、直近に製作した、脳動脈瘤に対する新たなフローダイバーターステント治療の紹介動画の配信結果をお見せしましょう。2分55秒の動画で、当院の脳卒中センター長が解説してくれています。以下、LINE、Facebook、YouTubeそれぞれの結果をお示しします。

著者プロフィール

病院マーケティングサミットJAPAN●「Evidence Based PR」の観点から病院広報を議論し、良い医療を提供している病院が真っ当に患者や医療職(求職者・開業医)から選ばれるための方法論を共有することを目的としている。運営スタッフには医師や看護師、病院広報担当者などが参画。

連載の紹介

病医院PRレベルアップ講座
「当院は良い医療を提供しているのに、広報がうまくできておらず、患者や紹介元の開業医、求職者から評価されていない」――。そんな思いを抱いている病院スタッフは多いのではないでしょうか。このコラムでは、様々な実践例を基に、自院の魅力を最大限にアピールする手法を紹介します。

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