主訴:1カ月前からの労作時の息切れと舌の痛み、歩行障害。
既往歴:8年前に胃全摘術を受けた。
現症:眼瞼結膜に貧血を認め、眼球結膜に軽度の黄疸を認める。Romberg徴候陽性。
検査:血液所見:赤血球142万、Hb 6.5g/dL、Ht 19%、網赤血球1.4%、白血球3100(桿状核好中球 4%、分葉核好中球 56%、好酸球 2%、単球 3%、リンパ球 35%)、血小板 8.2万。血清生化学所見:総ビリルビン 3.3mg/dL、直接ビリルビン 0.9mg/dL、AST 45単位、ALT 34単位、LD 2100単位(基準176~353)。末梢血塗抹May-Giemsa染色標本を示す。
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連載の紹介
総合内科BASICドリル
日々新たな知見が加わる内科診療。その最新情報をアップデートできている自信はありますか。本連載では、内科総合講座DVD『総合内科BASIC』を基に、内科診療における重要症例への対応法をクイズ形式で紹介します。各症例の総合内科偏差値は、本DVD発行元のマック・メディカル・アカデミー・コーポレーション独自のもので、重要度や遭遇頻度などから総合的に判断したものです。
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