主訴:右視力低下と排尿障害。
現病歴:3カ月前にものが二重に見えたが1週間で軽快した。1カ月前から右眼瞼が閉じにくくなり、その後右顔面の感覚鈍麻に気づいた。5日前から排尿障害があり、昨日急に右視力が低下した。
既往歴:特記すべきことはない。
現症:意識は清明。眼球運動は右眼の外転が不十分である、右顔面の痛覚低下を認める。両側上下肢の軽い運動麻痺があり、両側上下肢で腱反射が亢進し、Babinski徴候は両側陽性である。
以下の問題を解いてみましょう(総合内科偏差値70レベル)
問1 行うべき検査とその所見は?
問2 直ちに行うべき治療は?
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連載の紹介
総合内科BASICドリル
日々新たな知見が加わる内科診療。その最新情報をアップデートできている自信はありますか。本連載では、内科総合講座DVD『総合内科BASIC』を基に、内科診療における重要症例への対応法をクイズ形式で紹介します。各症例の総合内科偏差値は、本DVD発行元のマック・メディカル・アカデミー・コーポレーション独自のもので、重要度や遭遇頻度などから総合的に判断したものです。
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