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不合理・不条理な要求をする「難しい患者さん」

2019/01/30
石川ひろの(帝京大学大学院・公衆衛生学研究科教授)

 今回のテーマは「難しい患者さん」です。

 医療者に対して不満や怒りなどのネガティブな感情をあらわにしたり、不合理・不条理と感じられる訴えをしたりする患者さんや家族に出会うことがあります。自分が怒らせたわけではないのに、出会った初めから患者さんがそのような状態で、理不尽に感じることもあるかもしれません。そのような状態の患者さんと、コミュニケーションをとって関係を作っていくことは難しく、普段以上に時間がかかることも多いですが、最初の対応を誤るとさらにこじれてしまう可能性があります。

 以下に、困難事例と研修医が実際に行った対処法、さらに上級医から見た評価(対処法のカッコ内)を紹介します。評価は三段階で、「☆☆☆」が「すばらしい」、「☆☆」が「良い対応です」、「☆」が「注意が必要(あと一歩)」を表しています。

著者プロフィール

石川ひろの(いしかわ ひろの)氏。東京大学医学部健康科学・看護学科卒。東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻博士課程、帝京大学医学部衛生学公衆衛生学講座講師、東京大学大学院医学系研究科准教授などを経て、2018年4月より現職。

連載の紹介

患者とのコミュニケーション困難事例と対処法
患者とのコミュニケーションにおいて、トラブルを経験したことのある医師は少なくありません。困難な事例に出会ったとき、どのような対応をすべきなのでしょうか――。調査研究で浮かび上がった困難事例ごとに、先輩医師の助言を含めて対処法を考えます。

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