日経メディカルのロゴ画像

町田浩道の「南極オングル中央病院だより」
病院の窓から見える南極の四季
――2、3、4月 夏の終わり、冬の始まり――

2015/02/04
町田浩道

 オングル中央病院には、北東と北方向に小さな窓があります。北東の窓からはオングル海峡、岩島、氷山や南極大陸と大陸からの日の出が見え、北の窓からはアンテナ島、福島ケルンやインマルアンテナと日の入り(白夜前後を除く)が臨めます。観光スポットで見られるような案内板や、気象棟の一部もなんとか見えます。以前、南極には四季がなく冬と夏だけと書きましたが、実際に1年間過ごしてみると春も秋も感じられました。微妙な変化ですが、違いが分かります。今回は、病院の窓から見た南極の四季を届けます。

(病院の窓から見える南極の四季は、写真集としてサクサクと見てください。先に写真ありきで、各月数枚の写真を選び、簡単に説明文を付けました。次回以降も同様です)

2月
 2014年2月1日越冬交代したときは、白夜が終わったとはいえ、日の入りは遅く日の出は早い、日没後も明るくライトなしで基地周辺は歩けました。夜中でも4km先の南極大陸がよく見え、夜の闇はまだありません(写真1)。窓から見える氷山は夕方になってもよく見え、白夜の続き?と錯覚しそう(写真2)。

著者プロフィール

町田浩道(第55次日本南極地域観測隊越冬隊医療)●まちだ ひろみち氏。1980年東京医大卒業後、東京女子医大第2外科に入局。88年聖隷浜松病院外科。2013年7月に休職し、国立極地研究所南極観測センター第55次日本南極地域観測隊に。2013年12月から昭和基地に滞在中。

連載の紹介

町田浩道の「南極オングル中央病院だより」
南極昭和基地という極限下の医療事情を、越冬生活のエピソードを交えて紹介します。オーロラやペンギン、ブリザードなど南極の魅力についても伝えたいと思います。連載を通して、南極への関心が高まれば幸いです(越冬医療に興味を持ってもらえれば最高)。

この記事を読んでいる人におすすめ