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町田浩道の「南極オングル中央病院だより」
4泊5日のスカーレン旅行(野外行動)

2014/12/10
町田浩道

 極夜が明けると、野外活動が再開されます。南極大陸の内陸部、沿岸の露岩域およびペンギンルッカリー(集団営巣地)のある島々へのルート工作。ルートができれば各種の観測も再開されます。

 ルート工作とは、道のない南極で目的地へ到達するための道標(みちしるべ)を作ることです。ルートの目印として要所要所に旗竿を立て、旗竿間の方位を測定し(写真1)、場所をGPSデータとして登録します。たとえ悪天候でも、後続隊がそれを頼りに目的地へ到達できるようにするわけです。進行方向を示すだけで、実際に道路を作るわけではないため、土木作業は伴いません(土も木もありませんが)。

著者プロフィール

町田浩道(第55次日本南極地域観測隊越冬隊医療)●まちだ ひろみち氏。1980年東京医大卒業後、東京女子医大第2外科に入局。88年聖隷浜松病院外科。2013年7月に休職し、国立極地研究所南極観測センター第55次日本南極地域観測隊に。2013年12月から昭和基地に滞在中。

連載の紹介

町田浩道の「南極オングル中央病院だより」
南極昭和基地という極限下の医療事情を、越冬生活のエピソードを交えて紹介します。オーロラやペンギン、ブリザードなど南極の魅力についても伝えたいと思います。連載を通して、南極への関心が高まれば幸いです(越冬医療に興味を持ってもらえれば最高)。

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