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町田浩道の「南極オングル中央病院だより」
南極観測船「しらせ」の船内生活

2014/08/06
町田浩道

 2013年11月27日10時、第55次日本南極地域観測隊(JARE55)を乗せた南極観測船「しらせ」はフリーマントルを出港しました。「しらせ」は基準排水量1万2500t、乗員174名、観測隊員58名(第55次)、全長138m、全幅28m、輸送物資1100t、輸送用大型ヘリコプター(CH-101)1機搭載。さらに、観測隊がチャーターした小型ヘリ2機も収容しています。

 単にデータを示しても実際の大きさを想像しにくいので、有名なクルーズ船と比べてみます。「船名」(総排水量t・全長m・全幅m)の順で、「クイーン・エリザベス」(9万400・294・32)、日本船籍で最大の「飛鳥II」(5万142・240・29)、青函連絡船「羊蹄丸」(5375・132・18)。晴海埠頭の物資搬入時「しらせ」を初めて見たときの印象は、想像より大きくどっしりと安定感のある船だと感じました。実際、横幅は「飛鳥II」とほぼ等しく、「クイーン・エリザベス」とも張り合えます。我々の世代には懐かしい青函連絡船をはるかにしのぐ大きさ、これが南極観測船「しらせ」です(写真1)。

著者プロフィール

町田浩道(第55次日本南極地域観測隊越冬隊医療)●まちだ ひろみち氏。1980年東京医大卒業後、東京女子医大第2外科に入局。88年聖隷浜松病院外科。2013年7月に休職し、国立極地研究所南極観測センター第55次日本南極地域観測隊に。2013年12月から昭和基地に滞在中。

連載の紹介

町田浩道の「南極オングル中央病院だより」
南極昭和基地という極限下の医療事情を、越冬生活のエピソードを交えて紹介します。オーロラやペンギン、ブリザードなど南極の魅力についても伝えたいと思います。連載を通して、南極への関心が高まれば幸いです(越冬医療に興味を持ってもらえれば最高)。

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