日経メディカルのロゴ画像

子どものかぜに抗菌薬を欲しがる親への説明は?

2018/11/08
日馬由貴(国立国際医療研究センター病院AMR臨床リファレンスセンター)
子どものかぜに抗菌薬を欲しがる親への説明は?の画像

 つい先日、英国British Medical Journal (BMJ)誌に、かぜ治療の有効性についてまとめた論文が、きれいで分かりやすいグラフィック付きで掲載された1)。その論文によると、小児のかぜに効果があるかもしれないと、わずかながら証明されている治療法は「生理食塩水を使った鼻うがい」のみ。その他の治療については、抗菌薬や咳止め、はちみつ、ビタミンC、なんと水分摂取ですら、全てエビデンスが不明瞭、または不明確な治療であるとされた。

著者プロフィール

国立国際医療研究センターAMR臨床リファレンスセンター●薬剤耐性(AMR)アクションプランの臨床現場での実践を目的に、厚生労働省委託事業として2017年4月に設立された。本連載の全体監修は同センター長の大曲貴夫氏が務める。

連載の紹介

かぜ診療での“困った”に答えます
厚生労働省が急性気道感染症などを対象とした「抗微生物薬適正使用の手引き」を発表したこともあり、抗菌薬適正使用への関心が高まっています。日常診療で遭遇するかぜ症状をどう見極めて診療を進めて いくのか、国立国際医療研究センター病院AMR臨床リファレンスセンターのメンバーが解説します。

この記事を読んでいる人におすすめ