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かぜに抗菌薬は効きますか?

2018/06/06
藤友 結実子(国立国際医療研究センター病院AMR臨床リファレンスセンター)
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 前回、かぜとはどんな病気かについて説明しました。患者さんが「かぜ」として受診されるときは、気道症状がなく種々の体調不良である場合もあります。「抗微生物薬適正使用の手引き 第一版」 (以下、手引き)では、急性気道感染症を抗菌薬が必要な症例と不必要な症例を見極めるために、感冒、急性鼻副鼻腔炎、急性咽頭炎、急性気管支炎に分類しました。そして、鼻症状(鼻汁、鼻閉)、咽頭症状(咽頭痛)、下気道症状(咳・痰)の3系統の症状が「同時に」「同程度」存在する病態を有するウイルス性の気道感染症を感冒、としました。この定義についてはこの連載で何度も述べており、今回も再度繰り返していることをお許しください。

著者プロフィール

国立国際医療研究センターAMR臨床リファレンスセンター●薬剤耐性(AMR)アクションプランの臨床現場での実践を目的に、厚生労働省委託事業として2017年4月に設立された。本連載の全体監修は同センター長の大曲貴夫氏が務める。

連載の紹介

かぜ診療での“困った”に答えます
厚生労働省が急性気道感染症などを対象とした「抗微生物薬適正使用の手引き」を発表したこともあり、抗菌薬適正使用への関心が高まっています。日常診療で遭遇するかぜ症状をどう見極めて診療を進めて いくのか、国立国際医療研究センター病院AMR臨床リファレンスセンターのメンバーが解説します。

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