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暴かれた「前近代的な日本の医療供給体制」
病院過剰で医療資源の分散はコロナだけの問題じゃない

2021/03/08
アキよしかわ(国際医療経済学者、データサイエンティスト)

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大で、2回目の緊急事態宣言を迎えた日本は、「病床過剰なのに病床逼迫」という状況の打開策が見えないままでいる。

 その根本的な要因である「病院・病床が多すぎるため医療資源が分散し、必要な医療資源が足りなくなっている」という状況は、日本がこれまで「前近代的な医療供給体制」を解消してこなかったことを意味する。COVID-19によってこの状況が暴かれたわけだが、COVID-19はほんの入り口にすぎない。

著者プロフィール

米国在住。10代で渡米し、カリフォルニア大学バークレー校で博士号(経済学)を取得。同校とスタンフォード大学で教師を務め、スタンフォード大学に医療政策部を設立。米国議会調査局(U.S. Office of Technology Assessment)などのアドバイザー、米国グローバルヘルス財団理事長、グローバルヘルスコンサルティング米国会長などを歴任し、現在、病院経営コンサルティングを行うグローバルヘルスコンサルティング・ジャパン会長。(写真:寺田 拓真)。

連載の紹介

アキよしかわの「ポストコロナの時代の病院経営」
米スタンフォード大学の医療経済学者として、また米国および日本を拠点とする2つの医療コンサルティング会社の幹部として長年、日米の医療を俯瞰してきたアキよしかわ氏が、DPCデータを基に日本の病院経営の問題を斬る。

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