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医師8399人に聞いた「気候変動に関する認識」
8割の医師は温暖化を実感、原因と対策に関する意見には相違も

 2021年10月31~11月13日に英国のグラスゴーで、国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)が開催された。このタイミングに合わせて、「The 2021 report of the Lancet Countdown on health and climate change: code red for a healthy future」(気候変動と健康に関するLancet Countdownリポート2021年版:将来の健康に危険信号)と題した報告書がLancet誌に掲載された。「Lancet Countdown」は気候変動が人類の健康に与える影響をモニターする独立組織の国際協力プロジェクトだ。43の学術組織と国連を代表する研究者が参加して、様々なデータを分析してコンセンサスをまとめ、毎年リポートをアップデートしている。

 2021年版の報告書に掲載されている44種類のモニター指標は、気候変動が人類の健康に与える影響が近年ますます増大していることを示しているが、世界各国の対応は遅れており、先進国と途上国の格差も大きい。加えて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックという世界的な健康危機に対処する必要もある。COVID-19対策も気候変動対策も人為的なボーダーラインである国境が関係ない点は同じだ。すべての国が早急に協調した対応を行う必要がある。COP26に参加する世界のリーダーたちは、健康増進、不公平の是正、経済と環境の持続可能性という未来の実現に向けて行動を開始してほしいと「Lancet Countdown」は提言している。そこで日経メディカル Onlineでは、わが国の医師が気候変動に対してどのくらい関心を寄せているかについてアンケート調査を行った。

 「最近はわが国でも台風や記録的な大雨による気象災害のニュースを見る機会が増えました。これは地球温暖化の影響だと思いますか」という質問に対して、回答者の約8割は温暖化が進行した影響を感じているという意見だった。気象災害と温暖化との関連性について否定的な意見を持つ回答者は約2割だった。

最近はわが国でも台風や記録的な大雨による気象災害のニュースを見る機会が増えました。これは地球温暖化の影響だと思いますか。

連載の紹介

医師1000人に聞きました
日常臨床における選択から日常生活における嗜好やスタイルまで、日経メディカル Onlineの医師会員の方々1000人(目標)にお聞きした結果をいろいろとご紹介します。「他の先生はどうしているんだろう?」と感じる疑問があれば、お問い合わせフォームからご提案ください。調査のテーマとして検討いたします!

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