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医師4118人に聞いた「安定冠動脈疾患から慢性冠症候群への用語変更の妥当性」
「慢性冠症候群」の提唱に賛成4割、保留5割
我が国でも使用するなら社会への継続的な啓発が必要

 欧州心臓病学会(ESC)が提唱した、「安定冠動脈疾患」から「慢性冠症候群」への言い換えの妥当性を日経メディカル Onlineの医師会員に尋ねたところ、回答者の40.3%は肯定的に受け止めていた。一方、「どちらともいえない」と判断保留とした回答も、52.1%と過半数を占めた。今のところ欧州での話題ではあるが、「慢性冠症候群」という用語を我が国でも導入するのであれば、学会などの強いイニシアチブによる継続的な啓発が不可欠といえそうだ。

 2019年8月、ESCは「慢性冠症候群の診断と管理に関するESCガイドライン2019年版」を発表した。それまでの「安定冠動脈疾患の管理に関するESCガイドライン2013年版」の改訂を機に、「安定冠動脈疾患」の使用を取りやめ、「慢性冠症候群」という新しい用語を使うことにしたという(関連記事)。用語変更の理由として同ガイドラインでは、冠動脈疾患は急性期から慢性期まで一連の疾患であり、再発(初発含む)予防のための介入は一生に及ぶことを強調するため、とうたっている。

連載の紹介

医師1000人に聞きました
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