
人工内耳や人工網膜、電気刺激療法用の刺激装置など、電子工学を利用した人工臓器や埋め込み型医療機器の開発・実用化が進んでいる。日経メディカル Onlineでは、こうした電子機器を8つ医師に例示し、実用化の有無や対象患者、作用機序などについて、現状をどの程度知っているかを調査した。
「よく知っている」「まあまあ知っている」「名前は聞いたことがあるが、よくは知らない」「知らない」という4つの選択肢から回答を選択してもらい、「知らない」を除く3つを選んだ医師の割合を「認知率」として解析したところ、認知率がトップとなったのは人工内耳(81.1%)で、インスリンポンプ(78.2%)、補助人工心臓(75.6%)が続いた。認知率が最も低かったのはバイオ人工膵臓(55.4%)だった。
電子機器を使って生体の機能を補う「バイオニック医療」の現状に、日経メディカル2019年5月号の特集で迫る。