2018/19シーズンが本格的なデビューとなる抗インフルエンザ薬のバロキサビル マルボキシル(商品名ゾフルーザ)について使用意向を調査したところ、「積極的に使う方針だ」と回答した医師は全体で23.8%、処方経験のある医師では65.3%と高率だった。日経メディカルが実施した「インフルエンザの診療方針に関する調査」で明らかになった。
調査では、インフルエンザ治療におけるゾフルーザの位置付けを明らかにする目的で、今シーズンの使用方針を尋ねた(調査概要は文末参照)。その結果、全体では、「方針は定めていない」が40.2%と最も多く、「積極的に使用する方針だ」は23.8%、他の抗インフルエンザ薬で効果が見られない場合など「症例を絞って使用する方針だ」が16.5%だった。「積極的には使用しない方針だ」は11.4%、「使用するつもりはない」は8.1%だった(図1、n=3974)。

図1 今シーズンにおけるゾフルーザの使用方針(n=3974)