
申請からわずか4カ月でスピード承認され、今年3月14日に発売された新規抗インフルエンザウイルス薬ゾフルーザ(一般名バロキサビル マルボキシル)。タミフル(オセルタミビル)と比べ、抗ウイルス効果が有意に高いことが確認されており、既存薬と異なる作用機序を有するため、タミフルをはじめノイラミニダーゼ阻害薬に耐性を獲得したウイルスに対する効果や、単回投与で済むため高いコンプライアンスも期待されている(関連記事)。
2017/2018年インフルエンザシーズン終盤の登場だったため、ゾフルーザを処方する機会がなかった医師も多いと思われるが、同シーズンにおけるゾフルーザの使用経験をWebアンケートで聞いてみた。
アンケートでは、2017/2018年インフルエンザシーズンにおいてゾフルーザを(1)10人以上の患者に処方した、(2)5~9人の患者に処方した、(3)1~4人の患者に処方した、(4)インフルエンザ疑いの患者を診たが1回も処方していない、(5)3月の発売日以降、インフルエンザ疑いの患者を診ていない──の5つの選択肢を用意し、最も近いものを1つだけ選んでもらった。