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医師3404人に聞く「揺れる新専門医制度、どうすべき?」
医師の半数が「従来の学会主導」を支持
「第三者認定による新制度への移行」を支持は3割弱

図1 新専門医制度の今後について、どう思いますか。(n=3404)

 医師偏在を助長するとして再考を求める声が高まり、全面実施が見送られつつある新専門医制度。2017年度以降の後期研修について、第三者機関(日本専門医機構)の認定に基づく制度に移行するか、従来の学会主導の制度のままでいくかの決定は各学会に委ねられることになった(関連記事:新制度で始めるか否かは学会次第)。

 地域医療の第一線で若い医師を指導する立場の医師たちは、専門医制度の今後についてどう思っているのだろうか。Webアンケートで聞いてみた。アンケートでは次の4つの選択肢を用意し、自身の考えに近いものを1つだけ選んでもらった。

(1)当初の予定通り、2017年度から19の基本領域全てで新制度を始めるべき
(2)第三者認定による新制度を行うべきだが開始時期は各学会の判断で構わない
(3)従来の学会主導の制度のままでよい
(4)関心はない

 回答した3404人の医師のうち、50.2%の医師が「従来の学会主導の制度のままでよい」と考えていることが分かった(図1)。一方、「当初の予定通り、2017年度から19の基本領域全てで新制度を始めるべき」との考えを支持した医師は9.6%にすぎず、「第三者認定による新制度を行うべきだが開始時期は各学会の判断で構わない」とした17.3%を合わせて、第三者機関の認定に基づく新制度への移行を望む医師は3割弱にとどまった。

 もう1つの設問は、「新専門医制度は医師のプロフェッショナルオートノミーを前提とした制度であるが、来年度(2017年度)の方針がこの時期になっても定まらない状況について、医師としてどう思うか」。自由記述の中から主な意見を次ページに示す。
 

連載の紹介

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