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医師3195人に聞く「患者の言葉、分からなかったことは?」(後編)
「もも」「つぶし」「おぼさん」…これ全部同じ部位
「体調が悪い」を表す言葉も様々

 前編では、日経メディカル Online医師会員へのオンラインアンケートの結果から、思わず別の意味に取ってしまいそうな言葉や、不快感や腹痛といった一般的な症状を表す多彩な方言を紹介した。病態の理解の妨げになることもある方言だが、その地域の人にとっては馴染みの深い言葉だ。アンケートには、「震災で避難して来た方の出身地の方言で話した時、ありがとうと言われ自分が涙ぐんでしまった」(一般内科、50代)という声も寄せられた。

 「鹿児島県で、年配の方の鹿児島弁や奄美の方言(シマグチ)は理解できませんでしたが、大体『通訳』が同席してくれます。逆に、少しでもいいから当地の言葉を使うと喜ばれます」(一般外科、50代)というように、使える場合は積極的に方言を使う人もいる。「患者さんとは、地元の言葉でお話するのが、医者の嗜みなのではないかと思っちょります」(一般内科、50代)。「地元の出身ではありませんが、地元の高齢者には、なるべく地元の言葉をまねてしゃべるように心掛けています」(代謝・内分泌内科、40代)。

 そこで、「自身は診察時、標準語と方言のどちらを使うことが多いか?」と尋ねてみたところ、「標準語を使う」と答えた人が7割弱を占めた(図1)。方言を使うのは、「関西出身なので、関西弁での診察で問題はありません」(一般内科、60代)というように、自身が生まれ育った地元で診療している場合が多そうだ。

連載の紹介

医師1000人に聞きました
日常臨床における選択から日常生活における嗜好やスタイルまで、日経メディカル Onlineの医師会員の方々1000人(目標)にお聞きした結果をいろいろとご紹介します。「他の先生はどうしているんだろう?」と感じる疑問があれば、お問い合わせフォームからご提案ください。調査のテーマとして検討いたします!

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