日経メディカル Onlineが実施した「医学部の実力に関するアンケート」によると、卒業生の総合評価が最も高かったのは「順天堂大学」だった。「自治医科大学」が2位、「慶應義塾大学」が3位だった。
日経メディカルでは「医学部の現状と将来」に焦点を当てたシリーズ「医学部探訪」(仮)を企画している。毎回、ひとつの医学部に焦点を当て、その実像に迫り、未来像を描き出そうというもの。どのような視点から取り上げていくべきなのか、そのヒントを探る目的で「医学部の実力に関するアンケート」を実施。その中で、卒業生が出身大学医学部の「今」をどう評価しているのかを尋ねた(回答者数:2457人)。
アンケートでは、まず総合評価を尋ね、さらに「診療」「教育」「研究」「地域・社会貢献」「国際貢献」の各領域ごとに評価を聞いた。回答は「とても評価できる」「どちらかというと評価できる」「どちらとも言えない(分からない)」「どちらかというと評価できない」「あまり評価できない」の中から、回答者自らの評価に近いものを選ぶ形とした。
集計に当たっては、「とても評価できる」を5点、「どちらかというと評価できる」を4点、「どちらとも言えない(分からない)」を3点、「どちらかというと評価できない」を2点、「あまり評価できない」を1点とし、その平均を評価指数とした。
初めに全体平均(回答者2457人)を求めたところ、総合評価は3.44だった。評価指数は最高が5点となることから、「評価できる」の方にいくぶん寄っていた(図1)。
医師1000人に聞きました
医師2457人に聞く◎出身医学部の評価
総合評価で「順天堂」「自治医」「慶応」が上位に
「医学部の実力に関するアンケート」より Vol.2
2015/08/04
三和 護=日経メディカル
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連載の紹介
医師1000人に聞きました
日常臨床における選択から日常生活における嗜好やスタイルまで、日経メディカル Onlineの医師会員の方々1000人(目標)にお聞きした結果をいろいろとご紹介します。「他の先生はどうしているんだろう?」と感じる疑問があれば、お問い合わせフォームからご提案ください。調査のテーマとして検討いたします!
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