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医師2532人に聞く「3大認知症を鑑別していますか」
認知症の3タイプを積極的に鑑別するのは24.5%
6割の医師がアルツハイマー型認知症にドネペジルを処方

 高齢社会となった今、診療科を問わず、認知症患者を診る機会は増えている。その際に、認知症の鑑別をどこまで行っているのか――。日経メディカル Onlineでは医師会員を対象に認知症診療に関するアンケートを実施し、2532人から回答を得た。

 3大認知症と言われているアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、脳血管性認知症。「認知症の診断を下す際に、この3つの認知症を鑑別しているか」を尋ねたところ、最も多かったのが「鑑別については、全て専門医に依頼している」が26.2%、次いで「自信がない場合は、専門医に鑑別を依頼している」が20.6%。およそ5割の医師は専門医と連携して認知症のタイプを鑑別する体制を整えていることが分かった(図1)。

 一方、「これらのタイプの特徴を理解し、(ほぼ)全例について鑑別している」が8.9%で、「自信がない部分もあるが、(ほぼ)全例について鑑別している」が15.6%。回答者の4分の1が認知症機能障害を示すほぼ全例について、認知症タイプの鑑別を積極的に行っていることも明らかになった。

 鑑別で十分な注意を要するのが、レビー小体型認知症とアルツハイマー型認知症の混同。鑑別の際には十分な注意が必要だ。アルツハイマー型認知症は記憶障害を主徴とする認知機能障害が中心症状となるが、レビー小体型認知症は一般に進行した状態で認知機能障害を示す。そのため、レビー小体型認知症患者が認知機能障害を示した状態で受診すると、アルツハイマー型認知症と誤診されることがプライマリ・ケアの現場では多いと推測されている。両者を鑑別できるよう、それぞれの特徴を念頭に入れておきたい(関連記事)。

連載の紹介

医師1000人に聞きました
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