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医師2222人に聞く「高齢者に転倒の既往を尋ねてますか」
転倒歴を話さない患者を7割超が経験
「高齢者に多い」「年のせい」は禁句

 先月から始まった「連載:若手医師への老年医学のすすめ」では、第1回テーマが「転倒の既往」だった。著者であるノースキャロライナ大学チャペルヒル校医学部内科老年医学教室助教授の岩田勲氏は、「転倒の最大の対処法は予防。高齢者の外来診療において、お年寄りが転んでしまう前に転倒リスクの評価を行うことが理想」と説く。はたして、日本の臨床現場ではどれだけの医師が「転倒の既往」を確認しているのだろうか。

 日経メディカル Onlineでは、日本の高齢者診療において、どれほどの医師が「転倒の既往」を尋ねているのかを明らかにするため調査を行った。調査期間は9月8~16日で、ホームページの告知欄で調査への協力を求めた結果、2222人から回答があった(調査概要は末尾参照)。

 調査では、「常に尋ねるようにしている」「できるだけ尋ねるようにしている」「思いついたら尋ねるようにしている」「ほとんど尋ねることはない」「まったく尋ねない」の選択肢を用意し、高齢者の外来診療において「転倒の既往」を尋ねるかどうかを明らかにした。

 その結果、最も多かったのは「思いついたら尋ねるようにしている」で31.5%だった。「できるだけ尋ねる」が28.0%、さらに「常に尋ねる」が10.2%で、頻度の違いこそあれ、「尋ねる」の回答は合わせて7割近くに上った(図1)。なお、「ほとんど尋ねない」は22.9%、「まったく尋ねない」は7.3%だった。

連載の紹介

医師1000人に聞きました
日常臨床における選択から日常生活における嗜好やスタイルまで、日経メディカル Onlineの医師会員の方々1000人(目標)にお聞きした結果をいろいろとご紹介します。「他の先生はどうしているんだろう?」と感じる疑問があれば、お問い合わせフォームからご提案ください。調査のテーマとして検討いたします!

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