自らの意思に反して便が漏れ、社会的、衛生的に問題となる症状を指す「便失禁」。国内にはおよそ500万人の便失禁患者がいると見られている。今年4月には、新しいメカニズムの治療法「仙骨神経刺激療法(sacral neuromodulation;SNM)」が保険適用され、新たな治療選択肢が増えたばかりだ(関連記事)。
便失禁診療では、まず保存的療法を試みるのが原則で、食事・生活や排便習慣の指導、薬物療法を行う。それでも症状が改善しなかった場合は、外科的療法を検討する(関連記事)。食事・生活や排便習慣の指導、薬物療法などの保存的療法については専門施設でなくても可能。これら保存的療法で便失禁患者の5割ほどで症状が改善すると見られている。
医師1000人に聞きました
医師1409人に聞く「便失禁の訴えへの対応は?」
便失禁に対して26%が直腸診を実施
「紹介すべき専門施設が分からない」という声も
2014/05/14
満武里奈=日経メディカル
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連載の紹介
医師1000人に聞きました
日常臨床における選択から日常生活における嗜好やスタイルまで、日経メディカル Onlineの医師会員の方々1000人(目標)にお聞きした結果をいろいろとご紹介します。「他の先生はどうしているんだろう?」と感じる疑問があれば、お問い合わせフォームからご提案ください。調査のテーマとして検討いたします!
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