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学会リポート◎日本癌治療学会2021
適応拡大が進むロボット支援下手術、今後進むべき方向は?
各領域における現状と今後の展望

2021/11/24
森下紀代美=医学ライター

 内視鏡下手術用ロボットを用いたロボット支援下手術は、最初に前立腺癌、続いて腎癌に保険が適用された。2018年には対象が大きく拡大され、胃癌食道癌肺癌直腸癌など、12の術式で保険の適用が認められることとなった。

 さらに2020年度診療報酬改定でも、新たに7の術式にロボット支援下手術が保険適用され、消化器疾患の中でも最高難度の手術の一つとされる膵頭部腫瘍切除術膵頭十二指腸切除術)が含まれたことで、大きな注目を集めた。

 また内視鏡下手術用ロボットは、米国インテュイテイブサージカル社の「da Vinci Surgical System」(ダヴィンチ)が圧倒的なシェアを占めてきたが、国内で新たな内視鏡下手術用ロボットを開発する取り組みが進み、2020年8月、株式会社メディカロイドの「hinotori」が、国産品として初の製造販売承認を取得した。

 ロボット支援下手術をめぐる状況が大きく変化する中、2021年10月にハイブリッド方式(現地開催とライブ配信)で開催された第59回日本癌治療学会学術集会では、会長企画シンポジウム「ロボット支援下手術の現状と今後の展望」が開催された。日本におけるロボット支援下手術の現状と今後進むべき方向について、この領域を代表するリーダーたちによる講演と討論が行われた。

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