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学会リポート◎日本血液学会2021
CD19標的CAR-T細胞療法に続く細胞療法の開発
対象疾患の拡大や細胞療法の既製品化を目指す

2021/10/12
八倉巻尚子=医学ライター

 日本で遺伝子改変キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T細胞)療法が実用化されてから3年、CAR-T細胞療法がいち早く導入された欧米では10年の長期データも報告されている。現在日本で使用されているCAR-T細胞は腫瘍細胞表面にあるCD19を標的としたものだが、CD19以外の抗原に対するCAR-T細胞の臨床開発が進む。またT細胞ではなくナチュラルキラー(NK)細胞を用いて、既製品のようなoff the shelf製剤を目指した開発も行われ、血液がんや脳腫瘍に対する早期臨床試験が実施されている。

 第83回日本血液学会学術集会のシンポジウム「CD19CAR-Tに続く新たな免疫細胞療法」では、日本で行われている世界初のGM-CSF受容体を標的としたCAR-T細胞療法、CD19標的CAR-T細胞療法の長期データ、CAR NK細胞療法の開発状況が報告された。

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