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エリアレビュー◎AACR2021・肺癌
非小細胞肺癌の周術期治療が免疫療法でどこまで変わるか
将来はctDNAをガイドにした術前・術後治療の可能性

2021/05/20
近畿大学医学部外科学講座呼吸器外科部門主任教授 光冨 徹哉 氏

 切除可能な非小細胞肺癌に対し、癌免疫療法(IO)を用いた周術期治療のフェーズ3試験の結果が出始めている。術前補助療法として、抗PD-1抗体ニボルマブと化学療法の併用療法は、化学療法のみの場合に比べて有意に高い病理学的完全奏効(pCR)率が得られることが、フェーズ3試験のCheckMate 816試験の結果で明らかになった。

 また術後補助療法として、フェーズ3試験であるIMpower010試験の中間解析では、抗PD-L1抗体アテゾリズマブは支持療法に比べて有意に無病生存期間(DFS)を改善できることがプレスリリースされている。ほかにもIOによる臨床試験は数多く行われており、今後、非小細胞肺癌の周術期治療は大きく変わる可能性がある。

 4月のAmerican Association for Cancer Research Annual Meeting(AACR 2021)で発表されたCheckMate 816試験の結果を中心に、同試験に参加した近畿大学医学部外科学講座呼吸器外科部門主任教授の光冨徹哉氏に、非小細胞肺癌における周術期治療の開発動向について解説してもらった。
(まとめ:日経メディカルOncology編集部)


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