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学会リポート◎日本外科学会2021
分子標的薬と免疫療法の開発で進歩する難治性甲状腺未分化癌の治療
遺伝子異常に対応する薬剤へのアクセスの改善がより必要に

2021/04/28
八倉巻尚子=医学ライター

 甲状腺癌の中でも未分化癌は進行が速く、急激な腫瘍の増大で緊急的に気管切開を要することもある。診断時に手術可能な患者は少なく、化学療法や放射線療法を加えた集学的治療が行われる。化学療法にはパクリタキセルやレンバチニブも使われているが、予後改善には十分とはいえなかった。一方で、未分化癌はアクショナブル遺伝子異常が比較的多く、分子標的薬、さらに免疫チェックポイント阻害薬の開発が進んでいる。

 第121回日本外科学会定期学術集会ワークショップ「甲状腺未分化癌に対する集学的治療」では、甲状腺未分化癌治療の現状、現在開発中の分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬について紹介された。

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