実臨床においては、エビデンスの根拠となる臨床試験の適格基準からはずれるような患者も多く、実際にどのような治療を行うのかは各医師の判断に委ねられる部分も多い。
3月3日から5日までWEB開催された第93回日本胃癌学会総会のワークショップ「実臨床における進行胃癌に対する化学療法の工夫」では、高齢者に対する周術期治療や、日本におけるエビデンスに欠けガイドラインでも明確な推奨に至っていない根治切除可能な進行胃癌・食道胃接合部癌に対する術前化学療法などについて、実臨床での取り組みが報告された。座長は愛知県がんセンター病院の室圭氏と国立がん研究センター東病院の大津敦氏。
日経メディカルOncologyリポート
学会リポート◎日本胃癌学会2021
進行胃癌の化学療法でのEvidence-Practice Gapを埋める
実臨床での取り組みをエビデンスの確立につなげる試み
2021/04/06
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