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学会リポート◎日本臨床腫瘍学会2021
がん悪液質を適応とする薬剤が世界に先駆け承認、その対象と効果は?
骨格筋減少を予測する悪液質マーカーの研究も進行中

2021/03/18
中西美荷=医学ライター

 がん患者が“やせる”という現象は古くから認知されていたが、その機序や「がん悪液質」について理解が進んでいたとは言い難かった。最近行われた調査でも、医療関係者の9割は「がん悪液質」という言葉を知っているが、診断基準を認識していたのは3割程度にすぎないことが明らかになっている。こうした中、2021年1月に、がん悪液質を適応とする薬剤アナモレリンが世界で初めて日本で承認された。

 2月18日から21日までライブ配信された第18回日本臨床腫瘍学会(JSMO 2021)のシンポジウム「がん悪液質への新たな挑戦」では、日本のがん悪液質研究をリードする4人の演者が、がん悪液質の診断基準やアナモレリンの治療成績と課題、早期診断のためのバイオマーカーや運動療法プログラムの開発などについて講演した。

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