日経メディカルのロゴ画像

エリアレビュー◎ASCO GI 2021・肝細胞癌
長期観察から見えてきた肝細胞癌に対する免疫療法の特徴とは?
IOの有効性は長期成績でも確認、治療は肝予備能の維持が重要

2021/02/12
国立がん研究センター東病院肝胆膵内科長 池田 公史 氏

 切除不能肝細胞癌に対する1次治療として抗PD-L1抗体アテゾリズマブとベバシズマブの併用療法、2次治療としてペムブロリズマブ単剤および抗PD-1抗体ニボルマブと抗CTLA-4抗体イピリムマブの併用療法は、長期観察でも有効であることが2021 Gastrointestinal Cancers Symposium(ASCO GI 2021)で報告された。癌免疫療法(IO)による良好な長期成績が確認される一方で、他の癌とは異なる肝細胞癌での特徴も見えてきた。

 また、切除やアブレーション治療ができない患者を対象に肝動脈化学塞栓術(TACE)とソラフェニブの併用を検討したフェーズ2試験のTACTICS試験から、TACE単独に比べて無増悪生存期間(PFS)は延長するが、全生存期間(OS)は延長しなかったことも発表された。

 これらの試験の解釈と肝細胞癌に対するIOの特徴、そして今後の治療開発について、国立がん研究センター東病院肝胆膵内科長の池田公史氏に解説してもらった。
(まとめ:日経メディカルOncology編集部)


この記事を読んでいる人におすすめ