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学会リポート◎日本肺癌学会2020
肺癌診療ガイドライン2020年版の薬物療法改訂のポイントは?
MET遺伝子変異陽性のCQを新設、ドライバー陰性にニボルマブ+イピリムマブ追加

2021/01/05
八倉巻尚子=医学ライター

 「肺癌診療ガイドライン」が改訂され、2020年11月に発表された。非小細胞肺癌と進展型小細胞肺癌の薬物療法において、最近の臨床試験エビデンスを反映して推奨レジメンの追加、推奨度の変更などが行なわれた。

 ドライバー遺伝子変異/転座陽性の非小細胞肺癌では、EGFR遺伝子変異陽性に対する初回治療が改訂され、ALK融合遺伝子陽性にbrigatinibの追加、MET遺伝子変異陽性にMET阻害薬(テポチニブ、カプマチニブ)が新規に記載され、ROS1融合遺伝子陽性にはエヌトレクチニブの追加が行われた。ドライバー遺伝子変異/転座陰性ではニボルマブ+イピリムマブ、進展型小細胞肺癌では抗PD-L1抗体デュルバルマブの併用が追加された。

 日本肺癌学会の薬物療法及び集学的治療小委員会の委員長で、岡山大学病院新医療研究開発センター臨床研究部の堀田勝幸氏が、第61回日本肺癌学会学術集会の教育講演で、肺癌診療ガイドライン2020年版の改訂点と、そのベースとなった臨床試験などのエビデンスを解説した。

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